落葉高木
ダケカンバ(Betula ermanii)
樹高は10~20mになり、高山や北地の山地の日当たりのよい斜面に生育する。 成長が早く長寿であり、環境で変化する樹形は独特なものがある。 森林限界などでは低木状のものが多いが、積雪・雪崩・強風が頻発するよう…
続きを読むネムノキ(Albizia julibrissin)
樹高は6~10mになり、山野・川岸・原野に多く生育する。材は建築・器具材等、葉は洗濯用等、樹木は庭木等に利用される。 また、夏の夕暮れに開花する淡紅色の花は、たいへん美しくよい香りを漂わす。 ネムノキの名は…
続きを読むイチョウ(Ginkgo biloba)
樹高は10~30mになり、古い時代に渡来し、社寺の境内や街路樹・防火樹として広く植えられている。 成長が早いうえに寿命が長く、深根性で陽地を好み耐寒・公害に強く、乾燥・刈り込みにも耐える。葉は秋になるとたい…
続きを読むカツラ(Cercidiphyllum japonicum)
樹高は25~30mになり、湿り気のある山の谷間や渓流沿いに生育する。 ハート型で丸い葉はよく目立ち、春の新葉や秋の黄葉はたいへん美しい。樹皮にはタンニンが含まれていて、染料として利用される。 カツラの名は、…
続きを読むブナ(Fagus crenata)
樹高は25~30mになり、標高の高い奥山に生育する。 保水力が高いので水源涵養林として役立ち、果実は栄養豊富で食用でき野生動物の貴重な食料にもなっている。葉は秋にたいへん美しく黄葉し、この時期に果実も熟すの…
続きを読むナツツバキ(Stewartia pseubocamelia)
樹高は10~15mになり、谷筋や崩壊地などの山地に生育する。 繊細かつ清楚で美しい白い花が咲き、紅葉もきれいであることから家庭でも植栽されることが多くなり、材は建築用などに、樹木は庭木用等に利用される。 ナ…
続きを読むミズキ(Swida controversa)
樹高は10~20mになり、平地から山地まで幅広い環境で見られ、やや湿った場所に生育する。 成長が早く土壌の良好な場所では優占することもある。また、材は白くて軟らかく加工しやすいので、彫物や細工物に利用される…
続きを読むイヌエンジュ(Maackia amurensis)
樹高は10~15mになり、山地の林縁や川岸、湿地周辺等とやや湿った場所に生育する。陽樹であり、材は堅くねばりがあるうえに光沢が美しいので、床柱や手斧等幅広く利用される。 また樹皮は染料のほか胃薬等に使われ、…
続きを読むヤマハンノキ(Alnus japonica)
樹高は5~20mになり、渓谷沿いなどの湿地帯、尾根や崩壊地に生育する。 果実や樹皮は染料、材は土木材として砂防や緑化等にも利用される。
続きを読むナナカマド(Sorbus commixta var.commixta)
樹高は6~10mになり、山地の林縁や尾根等に生育する。材は器具材、樹皮は染料、外皮は薬用となる。 また、初夏に白い花が咲き秋の果実や紅葉ともに美しく、庭木・公園樹・生花等にも利用される。 ナナカマドの名は、…
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